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チャット占いアプリを提供する株式会社リスミィ( https://lismi.jp/ )(本社:大阪府大阪市、代表:池内康浩)は、自己啓発本の読書体験が個人の行動や考え方に与える影響を明らかにするため、15歳~59歳の男女3,757名を対象にアンケートを行いました。本調査では、自己啓発本は単なる読書から「自分を変えるためのツール」へと変化しており、特に若い世代でその傾向が強いことがわかりました。

調査サマリー

今回の調査結果の概要は以下の通りです。

1.自己啓発本読者の45.6%が「行動変化を実感」
2.Z世代の55.7%が「行動変化を実感」、X世代の1.5倍に上る
3.人生の転機は「人間関係の好転」が26.0%で最多
4.読書量が多いほど変化を実感、「月2冊以上」読む人は84.4%で「ほとんど読まない」人の4.4倍
5.Z世代の読書意欲が高い、「月1冊以上」読む人は21.2%でX世代の3.2倍

※本調査では15~29歳を「Z世代」、30~44歳を「ミレニアル世代」、45~59歳を「X世代」と表記

※本調査における「自己啓発本」は、紙媒体だけでなく電子書籍やオーディオブックなども含む

調査の実施概要

調査機関 :自社調査
調査方法 :インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」)
対象エリア:日本全国
対象者  :15歳~59歳の男女
調査期間 :2025年7月9日~16日
有効回答 :3,757名※

※性別・年齢層の人口分布を考慮したサンプリング

主な調査結果

1.自己啓発本読者の45.6%が「行動変化を実感」

自己啓発本を読んだことがある人に、本を読んで実際に行動に移してみた結果について聞いたところ、半数近くの人が「良い変化があった」と答えていることが分かりました。多くの人が自己啓発本を単に読むだけでなく、実際に内容を試してその効果を実感しているようです。

具体的な数字を見ると、「大きな変化があった」と答えた人が9.3%「多少の変化があった」が36.3%で、合わせて45.6%の人が自己啓発本を読んだ後に何らかの良い変化を体験していました。反対に、「あまり変化はなかった(24.2%)」「全く変化はなかった(7.9%)」と回答した人は合わせて32.1%で、変化を感じた人の方が多いという結果になりました。

約半数の人が実際に行動を起こし、その結果として良い変化を感じているようです。自己啓発本が単なる読みものではなく、日常生活を改善するための実践的なツールとして活用されていることがうかがえます。

2.Z世代の55.7%が「行動変化を実感」、X世代の1.5倍に上る

自己啓発本による行動変化に世代差はあるのでしょうか。先ほどの結果をさらに世代別に分析したところ、若い世代ほど自己啓発本から学んだ内容をきっかけに、その効果を実感しやすい傾向が見えてきました。

なお、本調査では15~29歳を「Z世代」、30~44歳を「ミレニアル世代」、45~59歳を「X世代」と表記しています。

世代別の詳細な数字を見ると、「大きな変化があった」「多少の変化があった」を合わせた割合は、Z世代が55.7%と最も高く、続いてミレニアル世代が47.2%X世代が36.9%という結果になりました。Z世代とX世代を比較すると、その差は約1.5倍にも達しており、世代間で大きな違いがあることが分かります。

Z世代はSNSなどを通じて新しい情報や多様な価値観に触れる機会が多いため、自己啓発本から得た学びを「自分自身の変化」として前向きに捉える感度が高い、という特徴があるのかもしれません。

3.人生の転機は「人間関係の好転」が26.0%で最多

自己啓発本による良い変化は、若い世代ほど実感しやすいことがわかりました。では、その行動変化は具体的にどのような人生の転機をもたらしているのでしょうか。自己啓発本を読んで良い変化を経験した人に、最も大きな人生の転機について聞いたところ、最多となったのは「人間関係の好転」でした。

具体的な数字を見ると、「人間関係(恋愛・結婚含む)の大きな好転」が26.0%で最も多く、次いで「健康・体質の大幅な改善(18.3%)」「資格取得・スキルアップ(12.9%)」、「転職・キャリアアップ(12.3%)」、「収入の大幅な増加(10.3%)」と続きます。

自己啓発というと仕事やお金のイメージが強いかもしれませんが、実際には恋愛や結婚、友人関係といった人間関係の改善に最も効果を発揮していることが分かります。コミュニケーション術などを学んで実践することで、多くの人が人間関係の質を向上させているようです。

4.読書量が多いほど変化を実感、「月2冊以上」読む人は84.4%で「ほとんど読まない」人の4.4倍

これまで自己啓発本による行動変化の実態を見てきましたが、その変化と読書量にはどのような関係があるのでしょうか。自己啓発本を読んだことがある人を読書頻度別に分析したところ、読書量が多い人ほど行動変化を実感しやすい傾向が明らかになりました。

具体的な数字を見ると、「大きな変化があった」「多少の変化があった」を合わせた割合は、「月に2冊以上」読む人で84.4%に達し、「月に1冊程度」で68.3%「数ヶ月に1冊程度」で61.1%と続きました。一方、「ほとんど読まない」人では19.1%にとどまっており、最も読書量の多いグループとの差は約4.4倍という大きな開きとなりました。

また、「実践したことはない」と答えた割合を見ると、「月に2冊以上」読む人ではわずか0.6%だったのに対し、「ほとんど読まない」人では30.1%と、読書量が少ない人ほど実践への意欲も低いことが分かりました。

読書量と行動変化にこういった相関関係が現れるのは、継続的に本を読むことで知識が蓄積され、実践のハードルが下がるためと考えられます。また、定期的に読書をする人は「学んだことを試してみる」という習慣自体が身についており、新しい挑戦に対して積極的な姿勢を持っていることが影響しているのかもしれません。

5.Z世代の読書意欲が高い、「月1冊以上」読む人は21.2%でX世代の3.2倍

読書量が多いほど変化を実感しやすいことが分かりましたが、他の世代よりも変化を実感していたZ世代の読書習慣は、どのようになっているのでしょうか。調査対象者全体に自己啓発本の読書頻度について聞いたところ、Z世代の読書に対する積極的な姿勢が、他の世代を大きく上回る結果となりました。

具体的な数字を見ると、「月に1冊以上」読む人の割合(「月に2冊以上」「月に1冊程度」の合計)は、Z世代が21.2%と最も高く、ミレニアル世代の15.7%X世代の6.6%を大きく上回りました。特にZ世代とX世代の差は3.2倍にも達しており、世代間で読書習慣に大きな違いがあることが分かります。

また、「全く読まない」と答えた人の割合を見ると、Z世代が41.0%だったのに対し、X世代では54.7%となっており、Z世代の方が自己啓発本に触れる機会が多いことも明らかになりました。

Z世代は変化の激しい現代社会で「常に学び続けたい」という意識が強く、SNSなどで成功体験に触れる機会も多いため、自己啓発への関心が高いと考えられます。このような読書習慣の違いが、行動変化の世代差につながっているのでしょう。

まとめ:自己啓発で「自分を変える」、新しい読書との関係

今回の調査を通じて、自己啓発本の活用方法や読書習慣をめぐる世代間の価値観や行動の違いが見えてきました。若い世代は読書から得た知識を積極的に実践に移し、その結果としてさまざまな人生の転機を経験しています。一方で、年齢が上がるほど慎重な姿勢や読書を通じた学びそのものを重視する傾向が見受けられ、世代ごとに異なるアプローチを取っていることが示唆されています。

このような世代差が生まれる理由には、SNSやデジタルメディアの普及に代表される情報環境の変化があると考えられます。個人が気軽に学び、新たな知見や他者の体験に触れやすくなったことで、自分を変えるための行動がより身近なものになっています。自分らしい変化のヒントを見つけるには、一人で抱え込まず、信頼できる相手や専門家の知見を活用する視点も、人生の転機を切り拓く上で参考になるでしょう。

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